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テック US Free 2026年9月8日

投資銀行に全滅した大学生、TikTokのコメント欄を読み込んで月商10万ドルの身長予測アプリを作る

投資銀行の内定を全て逃したNYU金融学部生Michael Queは、身長予測アプリGoTallを開発。TikTokのコメント欄から需要を発掘し、UGCクリエイターを雇って爆発的フォーマットを複製、5ヶ月で月商10万ドルに到達した。

主役
Michael Que, 20, an NYU finance student who pivoted to app-building after being rejected from every finance/banking internship
収益
~$100K in monthly recurring revenue; $434,000+ in cumulative sales since January 2026; 1M+ downloads
期間
Started content testing summer 2025, first sale within 48 hours, reached $100K/month in 5 months
ビジネスモデル
Height-prediction app on a freemium model — basic features free, core CDC-based prediction behind a subscription ($5.99/week or $34.99/year)

プロセス

2025年夏、ニューヨーク大学の20歳の金融学部生Michael Queは、応募した投資銀行・金融系インターンシップの全てに落ちた。落胆した彼は方向転換を決意——スタートアップ売買プラットフォームAcquire.comを眺め、既存のビジネスアイデアを探し始めた。

そこで見つけたのが、2万ドルで売りに出されていた身長予測アプリだった。彼はそれを買わなかったが、閲覧したことである事実に気づいた。**2万ドルを払ってでも欲しい人がいるなら、その裏には本物の需要があるはずだ。**13歳の頃、自分自身もGoogleで「身長予測」を必死に検索していたことを思い出し、自分で作ることを決めた。

需要を確信させたのは市場調査ではなく、TikTokのコメント欄だった。身長に関する動画のほぼ全てに、10代の子供たちが自ら書き込んでいた。「私は15歳、母はこの身長、父はこの身長、予測して」。見知らぬ他人に両親の身長を公開してまで、予測を求めていたのだ。需要はすでに目の前にあった。誰も真剣に受け止めていなかっただけだ。

彼は自分でも「社会的に死ぬ」と感じる決断をした——周囲に身長予測アプリを作っていると公言したのだ。ほとんどの反応は嘲笑だった。しかし彼はその恥ずかしさを競争優位に変えた。本当に良いプロダクトを作れる人ほど、「かっこ悪い」と感じるジャンルを避ける傾向がある——それがプライドを捨てられる者に需要を残す。

ローンチから48時間以内に最初の売上が発生した。その後1ヶ月間、毎日TikTokを10本投稿し、フォーマットを試行錯誤し続け、ついに機能する型を見つけた。予測を求めるコメントに直接動画で返信し、実際に身長を予測するというものだ。このフォーマットが爆発的にヒットした。

このフォーマットが再現可能か確認するため、彼は2つ目のアカウント——彼女のアカウント——でも同じことを試し、同じ結果を得た。この段階で月商は約3000ドルに達した。

次に彼はこの手法を体系化した。毎日50人のUGC(ユーザー生成コンテンツ)クリエイターにDMを送り、安価な報酬で同じ「コメント返信予測」フォーマットを複製してもらった。クリエイターネットワーク全体のコストは月約3000ドルのみ。このコンテンツにより月商は約1万ドルまで伸びた。

獲得経路がTikTok一本だったため、Michaelは「10万再生あたり何件のダウンロードにつながるか」を正確に計算できた。これにより、どこに追加投資すべきかが明確になった。オーガニックコンテンツとコンバージョンモデルが実証された後、勝ちクリエイティブに広告費を投下し始めた。売上は1万ドルから3万ドル、そして月10万ドルへと駆け上がった。

現在GoTallは累計ダウンロード100万件を突破(App Store約70万、Android約30万)、2026年1月以降の累計売上は43万4000ドル超、インストール単価はわずか0.03ドル、有料化画面到達後のコンバージョン率は**91%**に達する。プロダクトはフリーミアムモデルを採用——基本機能(身長トラッキング、食事記録、睡眠記録)は無料、CDCベースの中核予測機能と週次更新はサブスクリプション(週5.99ドルまたは年34.99ドル)の対象だ。

「完全にプライドを捨てる覚悟ができた時、本当の金鉱を見つけた」——Michael Que

ソース:Starter Story via BigGo Finance

シンキング

洞察1:需要のシグナルはすでに目の前にあるかもしれない。誰も真剣に見ていないだけだ

TikTokのコメント欄で、見知らぬ10代の若者たちが他人に身長予測を懇願していた——これはどんなアンケートよりも直接的な市場調査だ。正式な「ユーザーインタビュー」だけに頼らず、人々がコメント欄やフォーラムで公然と不満や助けを求めている場所を見よ。そこに満たされていない本物の需要が隠れている。

洞察2:誰もやりたがらない恥ずかしさを、堀にせよ

本当に良いプロダクトを作れる人ほど、「かっこ悪い」という理由でそのジャンルを避ける。それが、プライドを捨てられる人に余地を残す。Michaelは率直にこう言っている。「完全にプライドを捨てる覚悟ができた時、本当の金鉱を見つけた」。恥ずかしいと感じるニッチほど、競争は少ないかもしれない。

洞察3:規模化する前に、最も原始的な方法で繰り返し検証せよ

自分のアカウントと彼女のアカウントで同じコンテンツフォーマットを走らせ、それが偶然ではなく再現可能なシステムだと確認した。より多くのリソースを投じる前に、最も低コストな方法でその手法が運ではなく体系的であることを証明せよ。

洞察4:1つのチャネルを深く掘るほうが、複数に薄く広げるより効果的

TikTok一本に絞ったことで、Michaelは各段階のコンバージョン率(再生数→ダウンロード→課金)を正確に計算できた。**チャネルが狭いほどデータはクリーンになり、どこに投資すべきかが明確になる。**早すぎる段階で多くのチャネルに広げると、かえって全体像が見えなくなる。

洞察5:自分でもっと頑張るのではなく、他人のコンテンツ制作力でスケールせよ

実証済みのテンプレートを複製するために50人のUGCクリエイターに安く支払うことは、Michael一人でコンテンツを量産するより速くスケールした。機能するテンプレートを検証したら、次にすべきはもっと頑張ることではなく、そのテンプレートをより多くの人に実行させることだ。

アクション

ステップ1:参入を考えている分野のSNSコメント欄に張り込め

人々が公然と助けや予測、おすすめを求めている場所を探せ。これは最も安く、最も本物の需要検証方法だ——どんな有料市場調査レポートよりも直接的だ。

ステップ2:「誰もやりたがらない、恥ずかしいから」という方向を見つけたら、真剣に検討せよ

その居心地の悪さを脇に置いて本物のプロダクト機会として扱えるなら、他人のためらいこそがあなたの好機だ。他人の躊躇は、しばしばあなたのチャンスそのものだ。

ステップ3:最も粗末なバージョンでコンテンツフォーマットを繰り返しテストし、実際に効果があるものを見つけよ

コメントに動画で返信するだけでも、明らかにコンバージョン率が高いフォーマットを見つけるまで、1日に何度も試行錯誤し続けよ。「当たりテンプレート」を見つける前に、規模化を急ぐな。

ステップ4:機能するテンプレートを見つけたら、2つ目のアカウントで再現できるか確認せよ

「今回たまたまバズった」で満足せず、完全に独立したアカウントでもう一度走らせ、それが一過性ではなくシステムであることを確認せよ。

ステップ5:まず1つの獲得チャネルに全力投球し、投資規模を決める前にすべてのコンバージョン率を把握せよ

再生数→ダウンロード→課金、すべての段階を計測可能にせよ。チャネルが実証されて初めて、投資を増やしたりコンテンツ複製のために人を雇ったりすべきだ。

こんな人には向かない:作っているものを人に馬鹿にされたり批判されたりするのに耐えられない人。あなたの分野に発掘できる「公然と助けを求める」シグナル(コメント欄、フォーラムの質問)が観測できない人。規模化の前に安価で繰り返しテストするプロセスを受け入れられず、常に完成形に一気に到達したいと思う人。